2024 暑中お見舞い申し上げます

暑さの中、庭に咲いている花を集めました

サルスベリ
ホテイソウ
スイレン
アサガオ
ヒマワリ
ノウゼンカズラ
芝と緑

水と緑は涼しさを与えてくれます。
木陰は、建物の日陰では得られない涼しさを感じます。
葉で日陰になっていて、それに加えて葉からの水の蒸発で温度が下がっているからなおさら涼しく感じるそうです。

新潟へ 3泊4日の車旅

新潟・三条・長岡の建築を訪ね、そして残雪の十日町へ。
食と酒も堪能しました。

やすだ瓦ロード

五十嵐ガーデン
新潟市美術館

野きろの杜

自然と人、人と人がつながる街
景観維持の独自のガイドライン
今後がとても気になります。

 

まちやま
えんがわ
スノーピーク・スパ
長岡リリックホール
アオーレ長岡

西福寺 開山堂

堂内の天井彫刻が圧巻
(撮影禁止でした。)
塩沢宿
越後妻有里山現代美術館
十日町情報館
十日町文化発信館 いこて
森の学校 キョロロ
川っぺりの足湯
…残念ながら閉鎖されていました
清津峡渓谷トンネル

 

天一美術館(群馬県みなかみ市)
吉村順三の遺作となった美術館
旅の最後に訪ねました。

あけましておめでとうございます

例年より暖かい穏やかな元旦でした
今年が 穏やかな良き年でありますようお祈りします

朝はゆっくりしてお昼近くに初詣に行きました

手水舎の飾り付け
今年は辰年です
東大社境内
本殿正面の虹梁の上にも龍の彫刻が
あります

秋から冬へ 2023

暑かった今年の夏。季節は秋から冬へ
自宅付近の様子を紹介します。

青馬の家のドウダンツツジ (12/11)
モミジとドウダンツツジ
落葉したイチョウとケヤキ(12/13)
自宅裏のモミジ(12/13)

2023 盛夏

暑中お見舞い申し上げます。

熱中症に注意して、この夏を乗り切りましょう。
少しでも涼を得るためには、周辺のコンクリートやアスファルトを減らして、
緑や水辺を増やすことが効果的だと思うのですが・・・

岐阜・愛知へ

国宝茶室「如庵」特別見学会のため、6月に犬山へ。
そして、いくつか気になる建築を見学してきました。

織田信長の弟、織田有楽斎により京に建てられた如庵。三井家により、東京そして大磯に移された。その後、名鉄の所有となり、愛知県犬山市の有楽苑内に移築。
如庵外観
犬山市の明治村内にある、ライトの帝国ホテル正面玄関部分。
正面玄関外観
木造の如庵は、ほぼ完全な形で移築が繰り返された。それに対して、大谷石とテラコッタタイルを多用したライトの帝国ホテルは、移築復元に数十年の歳月をかけているそうです。
ロビー
トヨタ鞍ヶ池記念館

穏やかな傾斜の中に埋没するかのようにつくられた三角形の建物。
1974年槇文彦の設計。
アートサロンでは、世界の名画を静かな環境で、贅沢に鑑賞させていただきました。(入館無料)

「2つの伊東豊雄建築」

みんなの森ぎふメディアコスモス
岐阜市庁舎から俯瞰
 

 

 

グローブと呼ばれる釣り下がった傘
瞑想の森 市営斎場(各務原市)

自由曲面シェル構造の屋根

内部は、波打つ屋根の形状が、そのまま天井に。(9:00~9:30に限り見学可)

岐阜県立森林文化アカデミーと森林総合教育センター「morinos」
アカデミーは、北川原温の設計 morinosは、意匠原案 隈研吾

morinos
アカデミー内も散策させていただきました。

アカデミーと、その学生による「楠デッキ」(川辺町)

妖精の家のようなデザイン
クスノキの根の保護を兼ねたウッドデッキ

藤森 照信作品
多治見市モザイクタイルミュージアム

どう見てもらったら楽しんでもらえるか?という工夫満載な建物です。
粘土山(採土場)を思わせる外観

行きは東名、帰りは中央の車旅だったので、ねむの木学園のこども美術館と
諏訪の「藤森照信建築群」にも寄り道をしました。

川原町の古い町並み(岐阜市)でみつけた和傘
自分用に一つ購入。
上代田棚田(八百津町)

川越へ

「氷川の杜整備計画」内覧会の連絡をいただき川越へ行ってきました。
川越のまちは、祝日(天皇誕生日)、吉日、好天ということで
賑わっていました。

蔵造りの町並み
時の鐘
喜多院 多宝塔
完成間近の氷川会館

新しい会館は、周辺環境と 訪れる人、利用する人に思いを馳せた施設だと感じました。違った季節(特に桜の頃)にも訪れたいし、10年後、20年後も楽しみな施設、エリアになると思います。

初詣 2023

謹賀新年

今年こそ日常が戻り、良き一年になりますようにお祈りいたします
元旦のお昼前に 混雑を避け地元のお宮をお参りしました。

 正月飾り
 秋山神社
 東大社
 諏訪大神

東国三社の一つ、香取神宮へ 15日に
毎年、昇殿して祈願しています。

2022秋 建築士会「あきた大会」と出羽・陸奥の旅

全国大会は、久しく参加していませんでしたが、車を運転してくれる道連れが
できたので「あきた大会」への参加を決めました。
そして車旅ならではの機動力を生かして、かねてから訪れたいと思っていた地を巡りました。
大会の会場は「ミルハス」
秋田県民会館と秋田市文化会館の機能を統合したオープンしたばかりの施設です。

会場となったミルハス
オープニングセレモニーのなまはげの演舞は迫力満点でした。
広場では、秋田竿灯まつりの妙技も
披露されました。
大会は10月14日ですが、一日前に秋田入り。朝には秋田県湯沢市の秋ノ宮温泉郷へ。川原には「川原の湯っこ」と呼ばれる野湯が存在します。スコップが備えられていて、自ら川原を掘ると熱い湯が噴出してきます。それを川の水と混ぜて温度調整をします。
足湯としてつかり、長時間ドライブの疲れを癒やしました。
秋田には、白井晟一の作品が多数あります。その一つ旧秋ノ宮村役場が、稲住温泉の移設されています。

豪雪地帯であることもあり、屋根の一部が破損していました。でも切妻の大屋根と赤茶色の外壁、曲線のベランダとそれを貫く3本の柱、伝わるものがありました。

秋ノ宮温泉郷から一気に男鹿半島へ
一番の目的は、赤神神社五社堂
男鹿半島の山中、999段の先に佇む五連の神社
国際教養大学仲嶋記念図書館
大会当日、美しすぎる図書館を設計担当者の案内で見学。ミルハスからバスで国際教養大学へ。

「木のコロセウム」をテーマに「本と木の出会いの場となる劇場空間」としてデザインされたとのこと。
ミルハスに戻ってからは、学長モンテ・カセム氏と、設計者の仙田満氏の記念対談に参加しました。書架とその後ろの閲覧机…段差を利用して学生が下を向くと隠れた居場所として集中でき、顔を上げると全体が見わたせる…(仙田氏)

この見学と対談で 私が思いおこしたのが、今は解体されてしまった工学院大学八王子図書館です。書籍に載せた文の中で「読書空間こそ図書館のすべて」と設計者武藤章先生が記していました。

翌日は、コース設定された見学会には参加せず少し欲張り、角館、田沢湖、増田の内蔵を見てから山形県の金山町へ。金山町は、かねてから訪れたいと思っていた町です。街並みづくり100年計画…多くの建築家が携わって環境が整えられてきました。

角館 町人地である外町の安藤醸造本店
増田の山吉肥料店 外観
内蔵
金山町 きごごろ橋
金山町 蔵史館ホール
金山町 大堰
金山町立明安小学校

2002年小沢明先生の設計で東北建築賞他を受賞した建物です。残念なことに少子化の影響で2022年3月で閉校。

山形県内で、もう一泊して宮城県岩出山で、六角鬼丈先生の感覚ミュージーアムと岩出山保育所、そして有備館及び庭園を見学し帰路につきました。おいしいお酒と食事も堪能した旅でした。

秋田の地に世界標準の大学があることに驚きました。
会場のミルハス周辺は、広場や美術館を含め魅力的でした。
山形金山町の町並みは予想を超え美しかったです。

しかし、ガイドさんの話だと、秋田も人口減少により多くのものが失われています。美しい金山町も人口が減り、小沢先生設計の明安小学校は閉校になりました。多くの建築家が気にかけてきた地でも、賑わいが消えていってしまいます。少子高齢化を是正することは、長い時間が必要でしょう。一極集中を是正することも容易ではありませんが、こりらの方が明確な意思をもてば、近い将来是正可能だと思います。地方(地方の良さ)が消滅する前に手を打って欲しいです。